キウチノブヨシ   Nobuyoshi Kiuchi
  木内 伸嘉
   所属   神学部 総合神学科
   職種   特別教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1999/01
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 「しるし」としての預言(民数11:24-30)-聖書神学的考察
執筆形態 単著
掲載誌名 エクセゲティカ
巻・号・頁 (9),1-11頁
著者・共著者 木内伸嘉
概要 民数記11章24–30節に語られる預言の様態は、しばしば、「恍惚状態」におけるものと理解され、ヘブライ語 hitnabbe'もそのように訳されてきた。この語の用法から3点のことが強調される。①ここでの預言は、後のサウルの意味の分からない預言に比較し得るが、モーセ自身、意味が分かるか分からないかを特に区別していない。②「恍惚状態」での預言と解するのは根拠に乏しい。むしろ、神の霊の「しるし」としての機能をもつものと想定される。③これが「異言のようなもの」とする注解者もいるが、筆者は、異言そのものであったと提案する。