キウチノブヨシ   Nobuyoshi Kiuchi
  木内 伸嘉
   所属   神学部 総合神学科
   職種   特別教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2000/12
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 「生けるいけにえ」(ローマ12:1)
執筆形態 単著
掲載誌名 エクセゲティカ
巻・号・頁 (11),21-51頁
著者・共著者 木内伸嘉
概要 "ローマ人への手紙12章1節の「生けるいけにえ」という表現は、旧約のいけにえの儀式が新約において「霊的」なものになったという想定の下に解釈されてきたが、律法、とくに、レビ記の規定においても霊的であった。また、「生ける」いけにえは存在したことがなかったと一般に想定されてきたが、アザゼルのやぎの儀式がある。
確かに、預言書において祭儀への批判があったが、それは、祭儀そのものの価値を貶めるものではなく、形骸化した儀式への批判であった。ローマ 12:1 の新しい点は、動物のいけにえが信仰者自身となっている点にある。"