研究業績
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イノウエ タカシ
Takashi Inoue
井上 貴詞 所属 神学部 総合神学科 職種 教授 |
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年度 | 2014 |
項目 | 震災後の日本における宗教的ミニストリーの理論と実践 B-2フクシマ再生と福祉的街づくり |
日付(From) | 2014/11/29 |
日付(To) | 2014/11/29 |
内容 | 被災地のいわき市における牧師や教会の取り組み、原発から避難してきた仮設住宅住民の助け合い、自治会リーダーからの貴重な実践報告をいただき、応答を重ねるワークショップ形式の研究会。
「神がこの世界でお立てになった人々と共に働く」「伝道しない宣教」「まず友人(隣人)になる」「助けがないことが助けになる」一見逆説的な言葉、見方の中にステレオタイプでない、苦悩の中で見出した(導かれた)リアルな「共生」「寄り添う」ことの深い意味があり、心揺さぶられた。 特に介護福祉士でケアマネジャー資格をもつ仮設カフェリーダーの楽しくパワフルなN氏とそこに信仰は異なっても互いを尊重し、絆を深めたM牧師との3年間の軌跡には学ぶことが大であった。 教会(牧師)と一般住民(市民)が手を取り合って地域の課題に協働することのモデルを見せていただいた。 超高齢化の中で教会は、地域包括支援ケアシステムの中のひとつの確かでユニークな資源、存在になることの可能性を改めて確信した。 |
場所等 | いわきキリスト教会 |