オオハシ メグミ
Megumi M. OHASHI
大橋 恵 所属 東京未来大学 こども心理学部 こども心理学科心理専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/03 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 子育て絵本が親の意識に与える影響―日本・中国・アメリカ・ドイツの4か国比較― |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 福祉マネジメント学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本福祉マネジメント学会 |
巻・号・頁 | 3,40-52頁 |
担当区分 | 最終著者 |
著者・共著者 | 藤後悦子・井梅由美子・大橋恵 |
概要 | 親は,子どもの可能性を広げようと子どもの習い事に熱心である.この傾向は世界各国に共通してみられるが,ややもすれば子どもに過剰なる成果を求めてしまい,親は子どもをコントロールしようとしてしまう.そこで親教育の一環として,筆者らが作成した子育て絵本を通して,親の成果主義や過剰な支配意識を弱めることを目的とした介入を行った.支配的な子育ては,多くの国でも問題として挙がっているため,アジア圏からは学歴志向が高く習い事も盛んである中国と日本,スポーツ立国でありスポーツの習い事が盛んなアメリカ,芸術的な習い事や総合的地域スポーツが盛んであるドイツを取り上げ,子どもの習い事に対する成果主義や支配的意識の違いと絵本による価値観の変容を明らかにすることとした.その結果,絵本により親の支配的意識は全ての国において低くなり,成果主義は中国を除く3か国で低くなり,絵本による親教育の一定の効果が示された. |