シライシ マサノリ
MASANORI SHIRAISHI
白石 雅紀 所属 東京未来大学 こども心理学部 こども心理学科こども保育・教育専攻 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/09 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 日本におけるマイノリティ集団間の相克とそおの超克の方向性:マイノリティ共感などによる多様性の織りなし |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 未来の保育と教育:東京未来大学保育・教職センター紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (9),35-50頁 |
総ページ数 | 15 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 戸田有一 |
概要 | 日本におけるマイノリティ問題は、しょうがいや高齢者など、マイノリティ集団毎に論じられてきた。個人が体感するアイデンティティは単数とは限らない。「しょうがい者」と「女性」など個人内におけるマイノリティの重複、つまり「複合マイノリティ」もあり得る。重複に加え、マイノリティを捉える上で、例えば非イスラーム世界に暮らす同性婚に否定的なムスリムと同性婚を望む同性愛者の間に見られうる対立のような、「マイノリティ集団間の相克:Inter-minority Conflict(以下IMC)」という事象もある。そして、「複合マイノリティ」は、そのような集団間の関係を個人内に持つことになる。これらマイノリティの複合や相克は、近年新たに生じた事象ではない。これまでそれぞれが個別に扱われてきたために等閑視されていた事象や個人が、マイノリティ問題の把握の仕方が変わってきたために可視化された事象である。本稿では、新たなマイノリティ問題の見方であるIMC に焦点を当て、今後より可視化され得る日本におけるIMC を整理することを目的としている。また、IMC があったとしても、マイノリティ集団間のつながりを織りなす試
みについて論点を整理し、今後の研究につながる課題の提案を行う。 |