スズキ トモヒロ
TOMOHIRO SUZUKI
鈴木 公啓 所属 東京未来大学 こども心理学部 こども心理学科心理専攻 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 過食性障害(binge-eating disorder)患者のボディイメージの検討 客観的シルエット図を用いて |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 臨床精神医学 |
出版社・発行元 | (株)アークメディア |
巻・号・頁 | 46(11),1443-1447頁 |
著者・共著者 | 鈴木 公啓,中井 義勝 |
概要 | 京都にある2ヶ所のクリニックを受診し、DSM-5の診断基準で摂食障害と診断された58名の女性を患者群の対象とし、健常群は関東圏の二つの共学の大学に在籍する女子学生117名とした。患者群の内訳は、神経性過食症患者43名(BN群)、過食性障害患者15名(BED群)であった。対象者に、体格指数(BMI)値に変換可能であるシルエット図(Japanese Body Silhouette Scale type-I:J-BSS-I)を実施した。BN群には、自己の体型を過大視するボディイメージの歪みがあることが明らかになった。BED群については、同様の歪みはなかった。また、理想の体型がBN群は健常群よりも有意に痩せている方向にあったが、BED群では健常群との有意差は見られなかった。BED患者は自己のボディイメージを過小に見積もりしていることが示唆された。食行動異常の既往により痩せ願望の程度やBEDの重症度が異なることも知られ、BEDの特徴をさらに検討する必要があると考えられた。 |
ISSN | 0300032X |
NAID | 40021379168 |
PermalinkURL | http://id.ndl.go.jp/bib/028651495 |