トネガワ トモコ
TOMOKO TONEGAWA
利根川 智子 所属 東京未来大学 こども心理学部 こども心理学科こども保育・教育専攻 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/03 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 継続的カンファレンスへの参加における保育者の課題意識 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 東北福祉大学研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 39,37-47頁 |
担当範囲 | 主に結果の処理,論文執筆を担当 |
著者・共著者 | 利根川智子・和田明人・音山若穂・三浦主博・上村 裕樹 |
概要 | 法人内の保育所が一堂に会し継続的かつ定期的に実施されてきたエピソード記録を用いたカンファレンス,フォトカンファレンス,ビデオカンファレンスに取り組む保育者の意識や変容について,参加した保育者が記述したワークシートのうち,「自ら(の園)の課題と思われること」を中心に,記述のテーマ・構成概念からどのような課題意識が析出しうるのかを探索的に検討した。保育者がファシリテーターを務めて発表を行う研修を通して,より研修の進め方や内容に関する記述,研修と実践に関する記述が出てきていることから,学んだ内容とそれを活かした実践を行っていくことによる保育現場での気づき,課題の発見があったと考えられた。また,援護との記述の分析において,カンファレンスの進め方,エピソード記録のとり方,保育の質向上,職員間の対話が多く記述されていることから,研修を重ねるうちにそれらを意識していったことが明らかになった。一方で,多忙な中で保育所内の職員が対話をすることが難しい状況にあるなどの共通点が示唆された。(2012年度独立行政法人日本学術振興会学術研究助成基金助成金 基盤研究(C) 24500887「対話型アプローチに基づく保育研修プログラムの開発と評価法の検討」(研究代表者・音山若穂)の助成を受けた。) |