スダ マコト
MAKOTO SUDA
須田 誠 所属 東京未来大学 こども心理学部 こども心理学科心理専攻 職種 教授 |
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発行・発表の年月 | 2017/03 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 関与しながらの観察者・参加的理論構成者としての心理臨床家 -バウムを用いた事例からの検討- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 東京未来大学研究紀要 |
巻・号・頁 | 10,79-85頁 |
著者・共著者 | 須田 誠 |
概要 | 描画は,心理テストとして使用されてアセスメントに活用する場合があるが,それだけではなく,描画という営みそのものが治療的効果を持つ場合がある。どちらの場合においても,心理臨床家とクライエントの対人関係論(相互作用性)が重要であり,心理臨床家の“関与しながらの観察者”ないし“参加的理論構成者”としての真摯かつ臨機な態度が求められる。これを説明するために,本稿では,第一に,非行少年・犯罪少年の心理テスト実施の実情について述べ,第二に,統合失調症者の描画療法の事例を挙げた。後者においては,クライエントと心理臨床家が平行してバウムを描くという方法論を試み,それにより治療方針を定めたところ,クライエントの心理状態の安定がもたらされた。 |