スダ マコト
MAKOTO SUDA
須田 誠 所属 東京未来大学 こども心理学部 こども心理学科心理専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/03 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 卒業研究・卒業論文におけルーブリック評価導入の事例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 教育改善向上(FD)年報 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 5,34-48頁 |
著者・共著者 | 須田 誠,泉 秀生,山崎 善弘,鈴木 哲也 |
概要 | 我が国の大学ではルーブリックの導入はまだ日が浅く,本稿で紹介するような課程レベルでの汎用性のあるルーブリック評価の作成と実施は希少である。そこで,その作成の過程の詳細を報告及び考察することが本稿の第一の目的である。また,先行研究ではルーブリック評価そのものは報告されているが,それに対する学生の意見の報告は見られない。そこで,ルーブリック評価の実施後の学生の意見を集約・分類して報告することが本稿の第二の目的である。決して容易なことではないが,課程レベルの汎用性のあるルーブリック評価の作成は可能であり,特定の専門性を強調したいのであれば,その原型の評価指標に特定の専門性に関する項目を含めてもよいであろう。それに加えて,課程レベルの教員間で議論が活発になるという副次的なメリットも発生し,教員間のコミュニケーションが豊かになった。また,学生の意見を集約・分類すると「内省」の意見が出たが,自身の卒業研究・卒業論文に反省したり満足したりするだけでなく,一部の学生は「自分はディプロマ・ポリシーにふさわしい人間か」という深い内省をしており,今回,作成したルーブリック評価は実りあるものだったと言えるだろう。 |