トネガワ トモコ
TOMOKO TONEGAWA
利根川 智子 所属 東京未来大学 こども心理学部 こども心理学科こども保育・教育専攻 職種 准教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/03 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 対話的アプローチが実習事後指導における協同性に及ぼす影響についての一検討 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 東北福祉大学研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 43,35-50頁 |
担当範囲 | 研究計画,研究の実施,結果の処理,本文執筆の全体を担当 |
著者・共著者 | 利根川智子・音山若穂・三浦主博・和田明人・上村裕樹・織田栄子 |
概要 | 本研究においては,AIミニインタビューに基づく保育実習の振り返りを行うプログラムの作成及び改善のため,その効果を検証した。保育実習指導時間内に3週連続で実施され,学生はペアでのインタビュー,グループワーク,全体発表に参加した。調査協力に同意のあった95名の大学生を対象として保育者省察尺度,協同作業認識尺度,AIミニインタビューの参加態度についての自己評価を分析対象とした。その結果,参加後に保育実習の振り返りの活動実施の前後に保育に関する気づきや省察の広まりと深まりが参加者に見られた。そして,対話の自己評価が高い群においては,協同作業認識尺度の協同効用因子の得点が高まった。また,保育者省察尺度の全ての下位尺度と協同効用因子との間に相関が認められた。これらのことから,AIミニインタビューを用いた実践では,省察力と協同性の双方を高める可能性が示唆された。(2012年度独立行政法人日本学術振興会学術研究助成基金助成金 基盤研究(C) 24500887「対話型アプローチに基づく保育研修プログラムの開発と評価法の検討」(研究代表者・音山若穂)の助成を受けた。) |