ハニタ ケンジ
KENJI HANITA
埴田 健司 所属 東京未来大学 モチベーション行動科学部 モチベーション行動科学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/03/31 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | ピンク・青の衣服がジェンダーに関連する自己認知と他者認知に及ぼす効果 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 東京未来大学研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 東京未来大学 |
巻・号・頁 | 14,141-151頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 埴田健司, 石井国雄 |
概要 | 本研究では、ピンクと青の衣服を着ることが、ジェンダーに関する自己認知と他者認知に及ぼす影響を検討した。実験では、参加者にピンクあるいは青の服を着てもらった状態で、女らしさ・男らしさに関する自己認知と他者認知を測定した。自己認知はIATにより潜在的側面を、質問紙による自己評定により顕在的側面を測定した。結果、潜在測定では、ピンクの服を着た参加者は青の服を着た参加者に比べ、自己と女らしさの連合が強くなっていた。顕在測定では服の色の効果は見られなかった。他者認知は女性と男性の刺激人物に対する印象を測定したが、ピンクの服を着た参加者は青の服を着た参加者に比べ、女性の刺激人物を男らしいと評定していた。この効果は男性の刺激人物に対しては見られなかった。これらの結果は、衣服を着用すると、その衣服に連合している概念が自己認知に対しては同化効果を、他者認知に対しては対比効果をもたらすことを示唆している。 |