トウゴ エツコ
ETSUKO TOGO
藤後 悦子 所属 東京未来大学 こども心理学部 こども心理学科心理専攻 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/09 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | 新型コロナウイルス感染症に関連する「クラス閉鎖」や「休園」を通して保育現場が直面した困難さ : 「クラス閉鎖」「休園」数が最も多かった第6波の新型コロナウイルス感染症の時期を中心に |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 未来の保育と教育 : 東京未来大学実習サポートセンター紀要 |
掲載区分 | 国外 |
出版社・発行元 | 未来の保育と教育 : 東京未来大学実習サポートセンター紀要 |
巻・号・頁 | 10,85-94頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 藤後悦子・西村実穂 |
概要 | 新型コロナウイルス感染症の第6波の時期は、児童福祉施設にクラスターが発生し多くの保育現場で「クラス閉鎖」や「休園」を余儀なくされた。本研究は、新型コロナウイルス感染症に伴う「クラス閉鎖」や「休園」の措置に直面した保育現場で生じた課題と求める支援について、「クラス閉鎖」や「休園」を経験した職員へのインタビューを通して明らかにすることを目的とした。対象者は、「クラス閉鎖」と「休園」を経験した東京都と福岡県の4か所の保育所の職員7名を対象にインタビューを実施し、その内容をKJ法にて分類した。その結果、インタビューの逐語禄の内容から161のエピソードが抽出され、46の小カテゴリー、16の中カテゴリーと【慢性的なコロナ禍への適応】【クラス閉鎖や休園時に希む支援】【コロナ禍での工夫】【クラス閉鎖や休園が生じたことに起因する保育現場の困難さ】【慢性的なコロナ禍での課題】の5つの大カテゴリーに分類された。慢性的なコロナ禍での課題に加えて、クラス閉鎖や休園に起因する保育現場の困難さが加わることで、保育者は精神的にも身体的にも疲弊していた。このように重複する危機に対しては、経済的支援や情報支援、人的支援の3つの側面からの支援が重要であることが示唆された。 |