トネガワ トモコ
TOMOKO TONEGAWA
利根川 智子 所属 東京未来大学 こども心理学部 こども心理学科こども保育・教育専攻 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/03 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 保育実習事後指導における対話的アプローチの一実践と効果検証についての基礎研究 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 保育士養成研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (29),21-30頁 |
担当範囲 | 研究の全体に関わり,本文の執筆を担当した。 |
著者・共著者 | 利根川智子・井上孝之・和田明人・上村裕樹・三浦主博・河合規仁・安藤節子・音山若穂. |
概要 | 保育実習の事後指導にワールド・カフェというグループ対話の手法を取り入れ,その効果を検証することを目的とした。ワールド・カフェにより実習の振り返りをした学生は,実習に関する「気づき」がより広がる,振り返り時に前向きで肯定的な記述や深い洞察をする,グループでの対話にポジティブな印象を持つが仮説として提出された。33名の短期大学生を対象として,ワールド・カフェの前後に保育者省察尺度,階層的大学コミットメント尺度,集団雰囲気についての質問紙調査をおこない,ワールド・カフェについて自由記述により感想を求めた。その結果,カフェ後に保育の省察において意識の高まりが認められ,ワールド・カフェがよりポジティブな印象で捉えられていた。こうした結果から,ワールド・カフェの実践により,保育に関する「気づき」の範囲が広がり,グループでの対話にポジティブな印象をもつこと,対話効果が十分に発揮されたことが示唆された。(社団法人全国保育士養成協議会・平成21年度ブロック研究・研究費助成対象「保育現場における研修と保育士養成校におけるリカレント教育の実態に関する調査研究」の成果の一部である。) |