トネガワ トモコ
TOMOKO TONEGAWA
利根川 智子 所属 東京未来大学 こども心理学部 こども心理学科こども保育・教育専攻 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/10 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 大学生における幼少期に受けた俗信的しつけの経験と現在の道徳的判断タイプとの関連 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 埼玉大学紀要 教育学部 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 69(2),135-142頁 |
担当範囲 | 研究の全体に関わったが,共同研究につき本人担当分抽出不可能 |
著者・共著者 | 首藤敏元・利根川智子・上岡紀美・樟本千里 |
概要 | 本研究は,大学生を対象にして,幼少期に受けた俗信的しつけ言葉(脅しのしつけ言葉)の経験と現在の道徳的判断タイプとの関連を分析することを目的とした。俗信的しつけ言葉を多く受けた大学生の道徳的判断には歪みが認められた。つまり,道徳的な逸脱場面だけでなく,
慣習的および自己管理上の違反に対しても自己抑制的になる大学生は,俗信的しつけ言葉経験を強くもっており,俗信的しつけ言葉経験を多く持っている大学生は従順で抑制的になることが示唆された。この結果は,幼少期のしつけであっても,規則や大人の期待に一様に従わせようとするしつけ言葉の影響が長期間続く可能性を示唆している。この過剰抑制の背景には,大人から言われたことに違反する行為や社会的規範に背く行為に対する不安や恐怖が隠れていることも考えられる。(本研究の一部はJSPS科研費JP17H02629の助成を受けた。) |