トネガワ トモコ
TOMOKO TONEGAWA
利根川 智子 所属 東京未来大学 こども心理学部 こども心理学科こども保育・教育専攻 職種 准教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/03 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 教職実践演習におけるグループアプローチの活用と効果について(5)
―フォトカンファレンスの実践と保育者省察尺度の変化― |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 聖霊女子短期大学第51号紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 聖霊女子短期大学 |
巻・号・頁 | 51 |
担当範囲 | 研究の全体に関わったが,共同研究につき本人担当分抽出不可能 |
著者・共著者 | 織田栄子・利根川智子・三浦主博・上村裕樹・音山若穂 |
概要 | 本研究は、保育者を目指す学生にフォトカンファレンス実施し、どのような効果があるか、保育者観にどのような変化が
あるかについて明らかにすることを目的として、女子短期大学の学生13人を対象にフォトカンファレンスを実施した。フ ォトカンファレンス前後に保育者省察尺度を行った。また、フォトカンファレンス後に協同作業認識尺度を実施し、感想 の記入を求めた。その結果、①学生は、フォトカンファレンスで自由に意見を出し、他の学生の意見を聞くことで、考え の幅が広がったなど、一定の効果を感じていたこと、②保育者省察尺度が事後増加した群と、事後減少した群に分けた結果、半数に別れ、フォトカンファレンスを通して、内省し保育者意識が高まった学生と、内省し保育者意識が高まるまでに至らなかった学生がいたこと、③グループ活動に意欲的に取り組めない学生もおり、そのことが保育者意識のもちにくさと関係しているのではないかと考えられた。今後の課題は、フォトカンファレンス実施後、内省を深め保育者意識が高まった学生と、内省を深め保育者意識が高まるに至らなかった学生がほぼ半数ずついたことから、保育者養成段階において、保育者意識をより高めるための学びの方法を工夫することである。 |