スダ マコト
MAKOTO SUDA
須田 誠 所属 東京未来大学 こども心理学部 こども心理学科心理専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/03 |
形態種別 | 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 我が国のいじめの態様に関する論評―従来型いじめとネットいじめの対比から― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 東京未来大学研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 東京未来大学 |
巻・号・頁 | (18),183-194頁 |
概要 | 本邦では2013年にいじめ防止対策推進法が施行されたが,いじめの認知件数は増加し続け,2021年度には過去最高になった。いじめの態様にも変化があり,対面での心理的いじめ・物理的いじめに加えて,インターネットを介して行われるいじめも出現し,やはりそれも2021年度に認知件数が最高となった。本稿では,従来の対面でのいじめとインターネットを介して行われるいじめの動向を概説し,いじめが子ども・若者に与える影響を整理した。さらに,いじめの四層構造における傍観者に注目しながら,いじめの背景にあると思われる近年の子ども・若者の人間関係の変容と人としての成熟について論評した。そうすることで,いじめ対策としてのアイデンティティ形成の促しとシティズンシップ教育の重要性について解説した。 |