トウゴ エツコ
ETSUKO TOGO
藤後 悦子 所属 東京未来大学 こども心理学部 こども心理学科心理専攻 職種 教授 |
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発表年月日 | 2023/11/02 |
発表テーマ | 通信制高校生徒の精神健康の変化ならびに関連要因(P-0512-3) |
会議名 | 第82回日本公衆衛生学会総会 |
主催者 | 日本公衆衛生学会総会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | つくば市 |
発表者・共同発表者 | 平部正樹・藤城有美子・藤後悦子・北島正人 |
概要 | 通信制高校の生徒に対して行った縦断的調査から、入学初年度と次年度の精神健康の変化、ならびに精神健康に関わる要因を明らかにした。対象は、A 私立広域通信制高等学校の全国11キャンパスの全生徒であった。調査時期は、第1回調査が2015年10月から2016年1月、第2回調査が2016年11月から2017年1月であった。第1回調査の対象者3,888人のうち回答者2,424人(回収率62.3%)、第2回調査の対象者4,618人のうち回答者2,899人(回収率62.8%)であった。2平部(2021)を基に、通信制高校選択に関わるストレスのパターンを適用し、「学業問題高群」86人、「全理由高群」29人、「友人関係高群」77人、「家庭・健康問題高群」88人、「学校問題高群」85人、「全理由低群」216人に分類した。入学時のストレスパターンと調査回数の二元配置の分散分析を行ったところ、ストレスパターンの主効果が見られた。一方で、第1回調査時と第2回調査時の精神健康に有意な差は見られなかった。第2回調査時の各8領域のストレスの得点と精神健康の得点の間には、それぞれ有意な相関が見られた。また、相関係数は第1回調査時よりも大きかった。生徒のストレスの軽減が精神健康の向上に資することが示唆された。 |