コバヤシ ヒロコ
HIROKO KOBAYASHI
小林 寛子 所属 東京未来大学 モチベーション行動科学部 モチベーション行動科学科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2023/08 |
発表テーマ | 中学校における自己調整学習法講座の実践――定期試験に向けた家庭学習のあり方をテーマとして―― |
会議名 | 日本教育心理学会第65回総会(発表論文集PB-028) |
主催者 | 日本教育心理学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催期間 | 2023/08/10~2023/09/10 |
発表者・共同発表者 | 小林寛子・磯友輝子 |
概要 | 自己調整の観点から家庭学習を促すスキルを身につける体験型講座を提案し,その効果について検討した。都内公立中学2年生71名を対象に,2学期制の後期中間試験に向けた家庭学習の予見段階,遂行段階,試験結果を受けての自己省察段階の3時点で講座を実施した。講座の主な内容は,予見段階では目標設定,遂行段階では学習方略,自己省察段階では原因帰属と教訓帰納であった。第1回講座前に行われた前期期末試験後(事前調査),講座中に行われた後期中間試験後(事中調査。第3回講座後に実施),第3回講座後に行われた後期期末試験後(事後調査)に,参加者にその時点での学習方法をたずねる質問紙に回答してもらった。3回の調査結果の比較から,事前調査より事後調査において,予め学習計画を立てるという方略や,学習時に学習内容の意味を考えたり,関連づけたりする深い処理の方略,また,自身の理解の程度に注意を払うメタ認知方略の使用が高まったことが明らかとなった。 |