クロダ トシフミ
KURODA Toshifumi
黒田 敏史 所属 東京経済大学 経済学部 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/08/18 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | プライバシー説明の表示方法がアプリ利用者の理解度及び利用意向に与える影響の実証分析 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 情報通信学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 41(1),1-11頁 |
総ページ数 | 11 |
担当範囲 | 全体 |
著者・共著者 | 大磯 一
依田 高典 黒田 敏史 |
概要 | 抄録
デジタルプラットフォームの利用者情報取扱いへの理解度と利用意向を両立させる政策のため、架空のポイントアプリの利用者情報取扱いの階層構造表示による介入効果を無作為介入実験で測定した。平均介入効果は、クリック義務等で利用者の閲覧負荷を高めた場合に有意に理解度が向上し、利用意向への影響は有意ではなかった。また、介入効果の異質性を分析した結果、パソコンの長時間利用者に追加的な閲覧負荷のない階層構造のみの表示で介入すると理解度が低下するが、閲覧負荷のある表示で介入すると、利用意向が上昇し得ることが明らかになった。また制度信頼が高い利用者は、介入による理解度の上昇がより顕著であった。 理解度向上のため利用者に負担をかけても、利用意向が低下する場合は少なく、むしろ上昇する場合が多いため、産業振興の観点からも、理解促進を図っていくことが望ましい。また、制度信頼を政策上の重要目標と位置付けることが望ましい。 |
researchmap用URL | https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsicr/41/1/41_1/_article/-char/ja |