ハマダ ヨシキ
Yoshiki HAMADA
濵田 良機 所属 東京医療学院大学 学長 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2002/10 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 膝蓋骨亜脱臼に対する鏡視下手術 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 関節鏡 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 27(2),193-197頁 |
担当区分 | 責任著者 |
著者・共著者 | 小野尚司、小川知周、落合聡司、井手隆俊、浜田良機 |
概要 | 膝蓋骨周囲の疼痛に対し手術適応の決定法,ならびに鏡視下外側支帯切離術(14症例)を検討した.手術適応の選択に際し,膝関節3方向単純X線,膝蓋骨軸射動態撮影を行った.さらに,テーピングを行い,歩行・走行の疼痛軽減の有無をチェックした.鏡視所見では,いずれも大腿骨滑車面への外套管挿入は周囲組織の緊張が強く,正常と比較して抵抗感があった.X線学的計測では,全例大腿骨滑車面の形態は,低形成は認めなかった.膝蓋骨の外側偏位を示すcongruence angleはプラス10°未満が10例と全体の71%を占め,膝蓋骨外側傾斜tilting angleは15°未満が10例であった.lateral shiftは比較的偏位の少ない群10例,明らかに異常をみる群4例であった.術後,膝蓋骨の外側傾斜,外側偏位ともより正常に近い値となり外側亜脱臼傾向は改善していた.膝蓋骨外側のテーピングの使用は手術適応の決定に有用であった.鏡視下外側支帯切離術はextension lagを防止するため,膝蓋支帯の最表層を一部残して切離した |