ウチダ マナブ
Manabu UCHIDA
内田 学 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/05 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 側臥位からの起き上がり~異なる前腕位置での腹筋および肩関節周囲筋群の筋活動~ |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 理学療法 進歩と展望 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第22巻,32-37頁 |
著者・共著者 | 著者名:江口英範・丸山仁司・高田治実・奥 壽郎・石垣栄司・坂本 雄・榎本康子・内田 学・甲斐みどり・塩田紀章・神田太郎・斎藤 弘・渡邊敦由・吉葉則和 |
概要 | 片肘立ち位を経由した側臥位から起き上がりで, 起き上がり易い前腕の位置と筋活動との関係を検討した. まず, 起き上がり易い前腕位置の研究は, 健常男性成人20名を対象とした. 肩関節は60°屈曲位とし, 前腕位置に関しては, 上腕骨延長線上の位置を0°, 0°から30°肩関節を内旋した位置を30°, 0°から60°内旋した位置を60°とした3つの前腕設定位置で右側臥位からの起き上がりをランダムに施行した後, 最も起き上がり易い角度を1つだけ選択させた. 統計処理として, χ2適合度検定を行った. 0°8名, 30°12名, 60°0名であった. 0°と30°ついて有意な偏りは認められなかった. 次に, 筋活動の研究は, 健常男性成人10名を対象に, 表面電極を三角筋後部線維, 上腕三頭筋, 棘下筋, 腹直筋に貼付し同様な起き上がりを施行した. χ2独立性の検定とスピアマンの順位相関を使用し検討した. 三角筋後部線維, 棘下筋に設定角度による有意な偏りが認められ, 設定角度と単位時間筋活動量の大小順位の間で有意な相関が認められた. 腹筋および上腕三頭筋は, 前腕位置による筋活動の差が見られなかった. 前腕位置は, 腹筋や上腕三頭筋の働きに影響を与えないことが示唆された. |