チバ サトル
Satoru CHIBA
千葉 諭 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/03 |
形態種別 | 研究論文(大学、研究機関紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 日本の感染症の概要:過去からCOVID-19まで |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 東京医療学院大学紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 10,72-88頁 |
著者・共著者 | 千葉 諭, 保山 悦子, 西尾 美緒, 遠藤 泰彦, 濱田 良機 |
概要 | 人類にとって,感染症はなくなることが望ましい.近・現代のように,人・物の往来が盛んになると,それにのって病気もやってくる.我々はCOVID-19を通じて,しっかりした感染対策をすると,いくつかの病気やほかの感染症(インフルエンザ,結核,風疹など)が減ってくることを経験した.もちろん,それは手指消毒,マスク着用,咳エチケット(咳の際手で口を覆わず,ハンカチや洋服の袖などで覆う),不要不急の接触や三密を回避し,食事の際は席を離して黙食したことに起因する.今回,COVID-19を含め,いくつかの感染症を歴史の視点からまとめてみた.今後,人間はいろいろな感染症に直面すると思われるが,病原にむやみに接しない・触らない・近寄らないという原則をしっかり理解し,(1)適宜病原の消毒・滅菌,(2)病原や媒介物の除去などの環境整備を行うこと,(3)薬やワクチンなどでヒト側の防衛能力を高めることこそが,感染症の時代を人間が生き延びるのに大切なポイントであると考えられた.(著者抄録) |