ハマダ ヨシキ
Yoshiki HAMADA
濵田 良機 所属 東京医療学院大学 学長 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2003/03 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 背部弾性線維腫の4例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 東日本整形災害外科学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 15(1),128-130頁 |
担当区分 | 責任著者 |
著者・共著者 | 佐藤栄一、河野秀樹、萩野哲男、前川慎吾、堂本徹、浜田良機 |
概要 | 甲信地方で発生した弾性線維腫の4症例(症例1:60歳女,症例2:86歳女,症例3:83歳女,症例4:73歳男)のMRI所見と病理所見とを比較検討した.症例1のMRI所見はT1,T2強調像共に腫瘍内部は周囲の骨格筋と等信号の領域が大部分を占め,内部に線状の高信号像が明瞭であった.症例2,3でも,T1,T2強調像共に腫瘍内部は筋と等信号の領域が大部分を占めていた.しかし,腫瘍内部に線状の高信号像は認めるものの,症例1に比べると明瞭でなかった.症例4も他の症例と同様にT1,T2強調像共に腫瘍は筋と等信号の領域が殆どを占め,腫瘍内部の高信号の線状像は他の症例と比較して太くなっていた.症例1の病理組織学的所見では,ヘマトキシリンエオジン染色で細胞成分の乏しい線維性結合織の増生を認め,その間に脂肪組織が介在していた.また,線維芽細胞間には好酸性に染まる線維束があり,これらは弾性線雑染色で黒褐色に染まっており,症例2でも同様な所見であった.症例4では,ヘマトキシリンエオジン染色,弾性線維染色共に症例1の所見と同様であったが,介在している脂肪組織が多くなっていた.本症は,臨床所見とMRI所見で診断が可能と考えられた |