ハマダ ヨシキ
Yoshiki HAMADA
濵田 良機 所属 東京医療学院大学 学長 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2003/06 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 示指に発生した骨外軟骨腫の1例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 山梨医科学雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 18(1),21-23頁 |
担当区分 | 責任著者 |
著者・共著者 | 佐藤栄一、河野秀樹、前川慎吾、穴山聡、市川二郎、浜田良機 |
概要 | 47歳男性.2ヵ月前に右示指PIP関節部に小豆大の腫瘤に気がついたが,自覚症状がないため放置していた.しかし徐々に増大するため近医を受診し,当院整形外科紹介受診となった.右示指PIP関節部に15×10mmの弾性硬な腫瘤がみられ,X選書見では腫瘤陰影が認められた.MRI所見ではTI及びT2強調像とも低信号と高信号の混在する内部不均一な腫瘤を認め,腱鞘性巨細胞腫,軟骨腫等の良性腫瘍が考えられた.約3ヵ月経過観察したが,仕事上腫瘤が気になるため,手術を施行することとなった.手術時,腫瘤は被膜に覆われ一部は腱鞘と癒着しており,摘出した腫瘤の色調は白色であった.病理組織学的所見では,腫瘤は境界明瞭な分葉状の軟骨から形成され,その辺縁部には軟骨芽細胞様細胞や多核巨細胞がみられ,骨外軟骨腫と診断された.骨外軟骨腫は稀な腫瘍であるが,手指発生の腫瘍では念頭に置くべきと考えられた |