ヒロセ キョウコ   Kyouko HIROSE
  廣瀬 京子
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 看護学科 看護学教員
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2018/03
形態種別 研究論文(大学、研究機関紀要)
査読 査読あり
標題 医療系大学生における性の学修経験と性の健康の捉え
執筆形態 共著
掲載区分国内
巻・号・頁 6,74-80頁
著者・共著者 広瀬京子 渡邊淳子 渡邉幸恵
概要 医療系大学生の入学前の性の学習経験と性の健康の捉えを明らかにするために調査研究を行った。その結果320名(回収率64.7%)から回答を得られた。1「入学前の性に関する学習経験」は、1保健科目(303名)、2特別講義(48名)、3理科系科目(45名)等であり、性の情報入手については、男性1インターネット、2友人、3DVD等、女性は1友人、2インターネット、3教科書・専門書等であった。受けたかった教育内容は上位から男性は性感染症、性行為、愛情について、女性は子宮がん、性感染症、ジェンダーであった。2「性の健康」の捉えについての自由記述は176名(55%)から52データ、14サブカテゴリー、5《カテゴリー》を抽出した。1《愛を基盤とした性の重要性の認識》、2《自分の性に向き合うこと》、3《自分を守り、相手を守る健全な性行動》、4《性をポジティブに考える》、5《性における多様性を尊重する》。性に関する情報収集は男女間で差が認められ、正しい情報の理解や知識の獲得ができているか危惧される。大学入学前の性に関する学習経験は多様であり、高校から大学へ移行する導入として初年次教育などで性の健康学修の必要があるのではないかとの示唆を得た。