イマイズミ サトシ
Satoshi IMAIZUMI
今泉 敏 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/02 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | Organization and Development of the Brain Mechanism for Understanding Speaker’s Real Intentions (発話意図理解の脳機構とその発達) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Humanity and Science, |
巻・号・頁 | Vol.5(No.1),21-30頁 |
著者・共著者 | 共同執筆者:Satoshi Imaizumi, Midori Homma, Yosiaki Ozawa, Kazuko Yamasaki, Masahiro Maruishi, Muranaka Hiroyuki |
概要 | 音声コミュニケーションにおいて話者の発話意図を認知する脳機能とその発達過程を検討した。言語的意味が正負で対立するフレーズ(好きvs.嫌い)を,感情的発話態度が対立するモード(「愛情」vs.「憎しみ」)で女性話者1名が発話した音声を使用した。脳機能画像解析の結果,話者の心の理解には,左右上側頭溝,左右前頭葉下部,右前頭葉内側部,左右小脳後部などが関与することが示唆された。また,特に言語的意味と発話態度が矛盾する音声の認知が加齢と共に発達変化し,中学生になっても成人の正答レベルに達しなかった。以上の結果から,話者の発話意図を理解する脳機能において,従来独立と仮定されてきた言語的情報処理と感情的情報処理とが相互に干渉し合うこと,この脳機能の成熟は比較的時間が掛ること,性差があることが示唆された。 担当部分:研究計画・実験方法の開発,結果解釈 |