ハマダ ヨシキ
Yoshiki HAMADA
濵田 良機 所属 東京医療学院大学 学長 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2003/09 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 診断に難渋した股関節唇断裂の1例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 整形・災害外科 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 46(10),1313-1317頁 |
担当区分 | 責任著者 |
著者・共著者 | 碓井郁夫、山本泰宏、島生乃、相馬真、浜田良機 |
概要 | 20歳女.初診6ヵ月前より右大腿前面の違和感と軽度の腰痛及び右足底痛が出現した.腰椎椎間板症を疑い,精査加療目的で入院となった.骨盤牽引及びロキソプロフェンナトリウムの経口投与を行った.入院後1週で右大腿前面の違和感は軽減,同時期に施行した腰椎MRI所見で明らかな異常をみなかったため,外来での経過観察とした.初診の2ヵ月後,腰痛及び右下肢痛が誘因なく増悪し再び受診した.股関節唇断裂を疑って股関節内に1%塩酸リドカインを注入したところ疹痛が一時的に消失した.確定診断を得るため股関節鏡検査を施行した.関節唇前上方にプロービングして初めて明らかとなる約1.5cmの辺縁剥離を認め,電気凝固メスでこの部位を蒸散した.術後4日目には右股関節及び下肢病は消失し,術後6ヵ月の現在疼痛の再発はない |