ハマダ ヨシキ
Yoshiki HAMADA
濵田 良機 所属 東京医療学院大学 学長 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2003/10 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 亜急性硬化性全脳炎に対する理学療法の経験 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 国立大学理学療法士学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 24,46-48頁 |
著者・共著者 | 小尾伸二、石原正文、八木野孝義、福島貴美子、河内千恵、浜田良機、中島育昌 |
概要 | 12歳男.構音障害,痙攣発作,ミオクローヌス等が出現し,精査で亜急性硬化性全脳炎と診断された.治療開始3ヵ月後より理学療法を開始したが,意識レベルの低下,右上下肢の痙縮と筋緊張亢進を認め,全身性のミオクローヌスは頻回でADL全介助であった.このため拘縮予防のROM訓練やマットでの基本動作訓練から開始し,1ヵ月後には寝返りや肘立て動作もみられ,随意運動も認めた.徐々にバルーン上での座位保持訓練や様々な姿勢からの上肢動作訓練などを追加した.理学療法開始4ヵ月後にはROM制限が認められたが,ミオクローヌスの頻度や強度は若干改善し,いざりでの移動や座位での頭部体幹の立ち直りも可能となった.7ヵ月後では上肢のコントロールも改善し,座位保持や立位保持にも進展が認められたが,ミオクローヌスの影響で動作の持続は困難で,ADLの改善はなかった.座位保持装置を兼ねた車椅子を作製し,10ヵ月後に退院した.発症より3年経過し,治療と理学療法を続けながら養護学校に通学している |