ハマダ ヨシキ   Yoshiki HAMADA
  濵田 良機
   所属   東京医療学院大学  学長
   東京医療学院大学  保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2003/11
形態種別 研究論文(学術雑誌)
標題 MRSA化膿性股関節炎の鏡視下手術による1治験例
執筆形態 共著
掲載誌名 骨・関節・靱帯
掲載区分国内
巻・号・頁 16(11),1377-1381頁
担当区分 責任著者
著者・共著者 藤巻圭太、井手隆俊、山本泰宏、中村祐敬、浜田良機
概要 26歳男.トラック運転中,乗用車と衝突,下肢を受傷した.意識清明,胸・腹部臓器損傷,ショック症状など循環動態異常は認めず,右股関節は内旋内転位をとり,強い疼痛のため,自・他動運動とも不能で,単純X線で右寛骨臼底骨折を認めた.股関節周囲に開放創はなく,所見より閉鎖性股関節中心性脱臼骨折と診断し,下肢直達牽引を行い,寛骨臼底に観血的整復固定術を施行した.術後2日目より,38℃以上の発熱を認め,血液検査でWBC19730/μl,CRP22.5mg/dlと高度な炎症所見を認めた.6日目より手術創部から血性浸出液認め,細菌培養でMRSAが検出されたため,術直後より投与していたセフェム系抗菌薬に変えバンコマイシン(VCM)を投与したが,炎症所見は正常化せず,内固定材抜去,病巣掻爬術を施行した.関節穿刺液からもMRSAが検出され,VCM全身投与は限界と考え,鏡視下関節内デブリドマンを施行した