ハマダ ヨシキ
Yoshiki HAMADA
濵田 良機 所属 東京医療学院大学 学長 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004/01 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 当院におけるBlount病の治療経験 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本小児整形外科学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 13(1),72-76頁 |
著者・共著者 | 坂東和弘、中島育昌、浜田良機、佐藤英貴、木盛健雄、谷口 直史 |
概要 | lount病と診断した症例に対する治療成績を調査し,選択した治療法の適否を検討した.対象はユ年6か月以上経過観察できた13例23肢で全例infantile typeであった.治療法は初診時2歳以下の12例21肢に横浜市大式短下肢装具を使用し,変形が改善しない2例3肢と初診時7歳9か月の1例2肢に,ステープルによる骨端線抑制術を施行した.装具のみで改善した10例18肢のMDAは平均14c, FTAは平均197°で,最終観察時には前者が平均2.4Dに,後者は177eに改善していた.手術療法を行った3例5肢は全例LS分類stage lII以上であったが, MDA,FTAとも改善が得られ,膝内反変形は矯正された.なお脚長差はほとんど認めなかった、若年者のstage II以下の症例では,短下肢装具の使用により十分に膝内反は矯正可能であり,またステープルによる骨端線抑制術は脚長差を生じる危険性があるものの症例を選択すれば低侵襲,かつ簡便で有用な治療法の1つである. |