ハマダ ヨシキ
Yoshiki HAMADA
濵田 良機 所属 東京医療学院大学 学長 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004/10 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 胸壁に発生した軟骨肉腫の1例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 山梨肺癌研究会会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 17(2),107-110頁 |
著者・共著者 | 佐藤栄一、前川慎吾、市川二郎、安藤隆、浜田良機、松原寛知 |
概要 | 56歳女.3歳頃から右側胸部に小指等大の腫瘤を自覚し,その後腫瘤は徐々に増大し鶏卵大となり,咳や深呼吸時に疼痛が出現した.右側胸部に約10cm大の硬い腫瘤を触知し,その境界は比較的明瞭で,表面は凸凹不整で可動性はなかった.X線およびCTで第9肋骨を破壊し内部に斑点状の石灰化像を伴う腫瘤陰影を認め,MRIでT1強調像でほぼ均一な低信号,T2強調像で分葉状の高信号を示し,Gd造影像では腫瘤は造影されなかった.また,骨シンチグラフィーで右第9肋骨のみに異常集積像を認めた.軟骨肉腫を疑い生検術を行ったところ,病理組織学的に腫瘍は硝子軟骨様構造を示し,分葉状に増殖していた.細胞密度は高く,lacuna内に存在する腫瘍細胞には異型性を認め,軟骨肉腫Grade Iと診断した.生検術後10日目に腫瘍の広範囲切除術とゴアテックスによる胸壁再建術を施行し,術後2年6ヵ月の現在,再発や転移もなく経過良好である |