イマイズミ サトシ
Satoshi IMAIZUMI
今泉 敏 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 不安と吃音-対面発話と電話による差異- |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 吃音・流暢性障害学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本吃音・流暢性障害学会 |
巻・号・頁 | 2(1),1-11頁 |
総ページ数 | 11 |
著者・共著者 | 槙本義正、本間孝信、今泉敏 |
概要 | 発話に対する不安が吃音を増強するかどうかを検証するため,吃音症状のある 16 名とない 15 名を対象に,実 験室の外とつながる電話を活用した実社会に近い場面と実験室内の 1 対 1 の対面場面を設定して図形を説明する課題 を行った。心理的指標として STAI による状態不安,生理的指標として皮膚電導度(EDA)を計測し,吃音頻度と非 流暢度との関係を解析した。その結果,吃音群では対面場面より電話場面で吃音頻度と STAI が相関して上昇し,状 態不安と吃音頻度との関係が有意であることが示された。主成分分析では吃音頻度の上昇にも軽減にも関連する主成 分が EDA に含まれていることが示された。一般化線形モデルを活用した分析結果からは,状態不安が高い電話場面 での EDA 上昇は吃音頻度の上昇に,状態不安が低い対面場面での EDA 上昇は非流暢度の減少に関連することが示 された。これらの結果は状態不安の軽減が吃音頻度の軽減に関連する可能性を示唆する。 |
researchmap用URL | http://www.jssfd.org/dl/gakkaishi02.pdf |