ハマダ ヨシキ
Yoshiki HAMADA
濵田 良機 所属 東京医療学院大学 学長 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/09 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 小児大腿骨頸部骨折における大腿骨頭壊死発生の予防と対策 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 整形・災害外科 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 48(10),1109-1115頁 |
担当区分 | 責任著者 |
著者・共著者 | 坂東和弘、中島育昌、萩野哲男、佐藤栄一、木盛健雄、浜田良機 |
概要 | 小児大腿骨頸部骨折11例の治療経験と文献的考察から,大腿骨頭壊死発生の予防対策とその治療法を検討した.11例の骨折型はDelbet-Colonna分類でtype IIとIIIが各4例,IVが3例で,全例に牽引療法を行い,大腿骨頭壊死はtype IIの2例に発生した.このうち1例では受傷後比較的早期の5日目に手術が行われ,骨頭壊死を発症したがその後免荷などによりcollapseは免れ,臨床成績は良好であった.他の1例は多発性外傷例で全身状態の回復を待って,受傷後6週目に手術を施行したが,骨頭壊死を発症しその後collapseを発症した.これより骨頭壊死の防止に,受傷後,早期の大腿骨頭への血行再開と,骨折部の転位による更なる血行障害の防止を図る上で,可及的早期に内固定を行うことが重要であると考えた.また骨頭壊死発生後の対策として,壊死範囲と部位を充分に考慮し,厚生労働省研究班の病型分類を参考として,collapse発生の危険性ないし発生の有無に応じた治療方針の決定が必要であると思われた |