サカイ ヒロヤ
Hiroya SAKAI
酒井 宏哉 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2003/08 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | プレート抜去の8年後に再骨折をきたした大腿骨骨幹部骨折の1例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 関東整形災害外科学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第34巻(4),229-233頁 |
著者・共著者 | 高井盛光 酒井宏哉 矢島久敬 三木孝光 早乙女紘一 |
概要 | 76歳女.歩行開始時に突然出現した左大腿部痛および歩行困難を主訴とした.11年前に左大腿骨骨幹部骨折に対するプレート固定術を受けたが偽関節となったため,10年前にプレート再固定術および腸骨骨移植術を受け再手術後20ヵ月でプレート抜去術が施行されていた.単純X線画像上,今回の骨折線は2回目の手術におけるスクリュー挿入部から発生し,またかつてプレートが置かれていた骨皮質の菲薄化を認め,MRIではスクリュー痕跡を示唆する信号強度の変化を認めた.二重エネルギーX線吸収法による骨密度測定で,腰椎は若年成人平均値(YAM)の76%,健側大腿骨頸部はYAMの58%であった.閉鎖式髄内釘固定術を行い術後骨癒合は良好であった.プレート固定に伴うスクリューホールによる骨の脆弱化や皮質骨の骨萎縮はプレート抜去後長期間持続する症例が存在するものと考えられた |