ハマダ ヨシキ
Yoshiki HAMADA
濵田 良機 所属 東京医療学院大学 学長 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2007/10 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 膝前十字靱帯再建術の治療成績 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 山梨医学 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 35,25-29頁 |
担当区分 | 責任著者 |
著者・共著者 | 落合聡司、萩野哲男、若生政憲、戸野塚久紘、原田純二、杉山肇、濱田良機 |
概要 | 膝前十字靱帯再建術の治療成績について検討した。対象は膝前十字靱帯再建術後6ヵ月以上経過した22例(男性16例、女性6例、平均年齢26.9歳)で、受傷原因はスポーツ外傷20例、その他2例で、これらを受傷後3ヵ月以内に手術した新鮮群8例と3ヵ月以降の陳旧群14例に分けて比較した。その結果、1)術後の経過観察期間は平均7.9ヵ月で、関節内合併損傷は半月板損傷が新鮮群3例(37.5%)、陳旧群13例(92.9%)、軟骨損傷が各群1例であった。2)Lysholm scoring scaleは新鮮群が術前平均37.5点から術後6ヵ月で96点、陳旧群が56.6点から94.4点、脛骨前方移動比の患健側差は新鮮群が術前平均6.5から術後6ヵ月で-8.2、陳旧群が9.1から-5.1と全例で改善が得られ、いずれも両群間には有意差は認められなかった。一方、膝正常可動域獲得までの期間は新鮮群が平均7.2週、陳旧群が12.9週と有意差が認められた。以上、これらのことからも半月板損傷や関節症性変化が経時的に増加するため、早期の積極的な再建術を検討すべきと考えられた。 |