ハマダ ヨシキ
Yoshiki HAMADA
濵田 良機 所属 東京医療学院大学 学長 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/01 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 下肢外傷骨折患者に対する深部静脈血栓症・肺血栓塞栓症の発生危険因子と予防対策の検討 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 整形外科 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 59(1),77-81頁 |
担当区分 | 責任著者 |
著者・共著者 | 有薗行朋、齊藤敏樹、渡邉寛、渡邊雅令、木下博和、濵田良機 |
概要 | 下肢外傷骨折患者42例に下肢静脈超音波検査を行い、術前の超音波検査の有用性を検討した。全例、胸痛、呼吸困難、動脈血酸素分圧の低下はなく、症候性の肺血栓塞栓症(PTE)発症はなかった。深部静脈血栓症(DVT)は7例(16.7%)にみられ、いずれも旧DVT・PTE予防マニュアルによるリスクレベル分類で高リスク、もしくは新DVT・PTE予防マニュアルによるリスクレベル分類で最高リスクの症例であった。また、DVT発症7例のうち、DVTと高脂血症(5例)、12日以上の臥床(7例)が有意に関連した。受傷は左側(6例)に多い傾向がみられ、右下肢受傷例よりも慎重な対応が必要だと考えられた。超音波検査法は非侵襲で、DVTのスクリーニングとして高リスク以上に分類される症例には全例に施行し、高脂血症、12日間以上の臥床例に対しても高リスク分類症例と同様な対応が必要だと考えられた。 |