ハマダ ヨシキ
Yoshiki HAMADA
濵田 良機 所属 東京医療学院大学 学長 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/02 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 転倒により受傷した大腿四頭筋腱皮下断裂の1例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 関東整形災害外科学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 39(1),27-31頁 |
担当区分 | 責任著者 |
著者・共著者 | 堂本徹、河野秀樹、穴山聡、川崎晋睦、中島育昌、濵田良機 |
概要 | 28歳男性。患者は転倒による受傷直後から左膝蓋上部痛が出現し、歩行困難となり、著者らの施設へ受診となった。受診時、自動伸展は困難で膝蓋跳動を認め、単純X線およびMRIにて大腿四頭筋腱皮下断裂と診断され、受傷3日後に手術が行われた。手術所見では膝蓋骨から大腿直筋ならびに内側・中間広筋が一塊となって剥離し、筋腱自体の損傷は軽度かつ退行性変化を示唆する所見もみられなかったため、骨孔を作成し非吸収糸を用いた縫着と吸収糸での補助縫合のみ行った。術後はギプス固定を3週行った後に除去し、硬性装具を装着し膝伸展運動は禁止したまま自動屈曲運動を開始した。その結果、術後8週には自動屈曲130°が可能となり、extension lagも消失したため退院となった。更に術後8ヵ月の時点で正座は可能、膝伸展筋力はMMT 5で、大腿周囲径も両側とも58cmと左右差なく、経過良好である。 |