ハマダ ヨシキ
Yoshiki HAMADA
濵田 良機 所属 東京医療学院大学 学長 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/04 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 大腿部巨大脂肪腫の1例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 整形外科 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 59(4),383-385頁 |
担当区分 | 責任著者 |
著者・共著者 | 佐藤栄一、萩野哲男、前川慎吾、佐藤信隆、市川二郎、濵田良機 |
概要 | 65歳女。5年前に左大腿部前面にクルミ大の腫瘤が出現し、徐々に増大した。初診時、腫瘤は35×30cm、弾性硬、境界明瞭で、自発痛・圧痛はなかった。X線で大腿部前面に透過性の高い軟部腫瘤陰影を認め、CTでは筋間中隔前方の大部分を占め、筋肉は周囲に圧排され菲薄化していた。MRIで腫瘍はT1・T2強調像で高信号を示し、内部にはT1強調像で低信号、T2強調像で高信号を示す部分を認めた。生検切開術による病理組織診断は脂肪腫であったが、画像では悪性を思わせる所見もあり、菲薄化した筋肉に包まれた状態で腫瘍を一塊として切除した。摘出腫瘍は2950gで、病理組織学的に成熟した脂肪細胞が増生し、異型性や分裂像はなく、一部に壊死を認めたが悪性を示唆する所見はなかった。術後5年経過し、再発や膝伸展力の低下、関節可動域制限などはない。 |