ノモト ヨシノリ
Nomoto Yoshinori
野本 義則 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻教員 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/09 |
形態種別 | 研究論文(大学、研究機関紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 作業療法学生の社会的資質や行動力の育成を目指したリメディアル学生指導‐文化祭を用いた取り組み‐ |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 東京医療学院大学紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 東京企画印刷 |
巻・号・頁 | 8,1-13頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 野本義則 木村奈緒子 内田達二 |
概要 | 高等教育のユニバーサル化や大学全入時代となり、作業療法士養成校においても、中等教育で養われるべき学力や社会的資質などの課題を抱えた学生が入学する。彼らに対してリメディアル教育を行うように、中等教育の生徒指導を用いて社会的資質などの獲得を目指す『リメディアル学生指導』が必要である。そこで、作業療法士養成校の文化祭を用いて社会的資質や行動力の向上を目指した。これらは抽象的で自覚しにくいという側面があるため、可視化しやすい社会人基礎力を指標に用いた。文化祭前に社会人基礎力について座学で学び、文化祭の準備と当日をその実践とした。それぞれの時点での社会人基礎力に関する自己評価を行い、学生の行動観察を行った。実践では社会人基礎力を発揮しようとする姿が観察された。また実践後の学生は、自身の社会人基礎力が向上したと自己評価した。文化祭を用いたリメディアル学生指導は具体的かつダイナミックな実践の場となり、社会の一員としての望ましい態度や行動の在り方といった社会人基礎力を発揮する機会となった。その中での具体的な成功・失敗体験が学生の有能感や自己認知を高め、学生の社会的資質や行動力の育成に良い効果を与えた。 |