ハマダ ヨシキ
Yoshiki HAMADA
濵田 良機 所属 東京医療学院大学 学長 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/10 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 観血的整復を要した遠位橈尺関節掌側脱臼の1例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 関東整形災害外科学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 41(5),275-278頁 |
担当区分 | 責任著者 |
著者・共著者 | 日野竜穂、堂本徹、有薗行朋、木下博和、浜田良機 |
概要 | 68歳男。患者は仕事中に手袋をした左手をドリルに巻き込まれて左手関節部を受傷、近医で遠位橈尺関節(DRUJ)掌側脱臼の診断で整復操作、シーネ固定されるも、尺骨頭の整復不良により受傷3日後に、著者らの施設へ紹介となった。受診時、手関節背尺側では尺骨頭の生理的隆起が消失しており、掌側の皮下に尺骨と思われる骨が触知された。X線では尺骨茎状突起基部の骨折と尺骨頭の掌側脱臼が認められたが、橈骨やその他の骨には明らかな骨傷はなかった。一方、CTでは尺骨頭は橈骨尺骨切痕の掌側縁を乗り越え、掌側に完全に転位していた。治療として徒手整復を行うも、整復位が得られず、観血的整復術を施行した結果、尺骨頭は尺骨動脈および尺骨神経の橈側に筋膜下まで突出し、尺側手根屈筋腱は尺骨頭の背側に存在、整復障害因子となっていた。目下、術後1年経過で疼痛や痺れ感はなく、握力は受傷前の状態に回復した。 |