サカイ ヒロヤ
Hiroya SAKAI
酒井 宏哉 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2007/05 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 鎖骨遠位端骨折に対する新たな内固定材料 –RICO plate |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 骨折 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第29巻(2),267-270頁 |
著者・共著者 | 宇津木清実 茂木秀之 酒井宏哉 井上純一 相澤智史 足立善博 |
概要 | Wolter clavicular plate(WCP)は鎖骨遠位端骨折に対する優れた内固定材料であるが、プレート自体の問題点として長くて太いフック、プレートの長さとスクリューホールの位置が挙げられる為、新たな内固定材料RICO plateを開発し、使用してきた。RICO plateを用いて骨接合術を行ったNeer type IIの鎖骨遠位端骨折12例(男性11例、女性1例、平均38.2歳)を対象として、その臨床成績および有用性を検討した。術後リハビリテーションについては、WCPでの方法と同様に、抜釘術を行う約3ヵ月間は90度以上の肩関節外転、屈曲は避けるように指導した。結果として術後3ヵ月までに全例骨癒合を得、また著明な骨孔拡大やフックのcut outも認められなかった。最終評価時のJOA scoreは平均98.6点であった。RICO plateはWCPの問題点を少なくとも一部は解決した鎖骨遠位端骨折に対する優れた内固定材料である。 |