サカイ ヒロヤ
Hiroya SAKAI
酒井 宏哉 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2007/08 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 後腹膜腔に悪性神経鞘腫を生じたRecklinghausen病(NF-Ⅰ)の1例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 関東整災誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第38巻(4),142-145頁 |
著者・共著者 | 吉田昇平 平林茂 溝部弘敬 酒井宏哉 |
概要 | 33歳男。誘因なく左背部痛が生じるも放置した。徐々に疼痛が増強し、左大腿から下腿外側の疼痛としびれも出現した。神経線維腫症I型の診断で紹介受診した。その後、疼痛が増強し歩行困難となったため、入院した。画像所見などから、左後腹膜腔および左第1腰神経の神経線維腫と診断し、腫瘍切除術を行った。病理組織所見より、後腹膜腫瘍は悪性神経鞘腫、第1腰神経腫瘍は神経線維腫と診断した。術後も左下肢痛は改善せず、歩行困難の状態が続いた.術後1ヵ月頃より下肢痛が更に悪化した。化学療法は施行せず、切除しきれなかった後腹膜腫瘍に対して放射線療法を行った。しかし、腫瘍は急速に増大し、胸腹部CT像などにて、術直後には認めなかった肺転移、腹腔内リンパ節転移を術後約8週で認めた。イレウスと消化管出血を合併し、多臓器不全にて術後約3ヵ月で死亡した。 |