サカイ ヒロヤ
Hiroya SAKAI
酒井 宏哉 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2007/12 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 骨折した歯突起の腹側嵌頓を伴う環軸椎亜脱臼を生じた関節リウマチの1例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 関東整形災害外科学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第38巻(6),249-253頁 |
著者・共著者 | 佐々木有記 平林茂 山田博信 本強矢隆生 酒井宏哉 |
概要 | 75歳女。20年来の関節リウマチがあり、左股関節人工骨頭置換術、右人工股関節置換術の既往があった。転倒して後頸部痛が出現し、5ヵ月後より両上肢筋力の低下、歩行障害、胸部圧迫感が出現した。頸部は屈曲位で固定され、著明な後頸部通、両上肢筋力の低下、巧緻機能障害を認めた。CTでは歯突起の腹側嵌頓に伴い環軸関節の亜脱臼を認めた。MRIでは脊髄はC2椎体とC1後弓との間で圧迫されていたが、髄内に輝度変化を認めなかった。頭蓋直達牽引で環軸関節を可及的整復後、フックシステムを用いて後頭骨頸椎固定術を行った。術後2ヵ月には上肢筋力の回復、胸部圧迫感の消失を認め、安定した杖歩行が可能となった。術後の整復程度は牽引時に比べてやや減少したが、神経症状、疼痛は改善した。 |