カワモリタ チアキ
Chiaki KAWAMORITA
川守田 千秋 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 看護学科 看護学教員 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2002/03 |
形態種別 | 学位論文(修士) |
査読 | 査読あり |
標題 | 在宅脳卒中後遺症者における生活活動内容の欲求水準とその達成に関する研究
(修士論文) |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 東京都立大学大学院 |
著者・共著者 | 川守田千秋 |
概要 | 在宅脳卒中後遺症者の生活活動に関する欲求水準とその達成について明らかにすることを目的に、セルフヘルプグループの患者会員を対象に、生活活動内容に対する希望の程度と活動頻度の調査を行った。対象の平均年齢は63.9歳、男性38.5%、女性61.5%である。活動希望、活動頻度共に低くなる生活活動は全活動群に及んでおり、中でも仕事家庭内での仕事、子供の世話に関する活動が著しく狭まっている。また、金銭支出の伴う生活活動は希望が充足されにくい。女性はADL自立度の関係なく伝統的性役割の影響と様々な活動に参加する機会に恵まれないことの影響を受けていた。発症後10年以上経過した群の方が行っている活動もあり、手段的ADLの獲得は時間はかかるが可能であることが明らかになった。活動頻度の変化と各同記号の程度の変化は76%の項目で一致しており、活動希望を妨げる要因が除かれれば、本来の活動希望が現れ、活動頻度も高まると期待される。そのために、障害を持っていても利用しやすい移動手段、気軽に行ける施設、趣味の活動を行う場の拡張、地域活動の推進などの整備を、金銭的負担に配慮して行うこと、脳卒中後遺症者が肯定的な自己概念を持てるような支援を行うことが必要である。 |