チバ サトル
Satoru CHIBA
千葉 諭 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1986/12 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 骨髄移植に続発する肝内胆管障害 三次元構築と組織化学的観察による病理学的特徴の解析(英語) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Acta Pathologica Japonica |
巻・号・頁 | 36(12),1793-1806頁 |
著者・共著者 | 田中 貢, 海原 純子, 千葉 諭, 他 |
概要 | 骨髄移植後肝にしばしば特異的な胆管傷害が観察される.ここでは剖検7例,生検2例からえた肝標本を使用した.傷害は毛細胆管と細胆管の結合部直後の外径50-60 μの胆管に最もしばしば生じ,直径30 μ以下の管に特に顕著であった.胆管は連続性を保ち,原発性胆汁性肝硬変に見られたような完全な崩壊や胆管消失はなかった.免疫組織化学的検索では胆管周囲には抑制Tリンパ球が優勢で,上皮細胞付近にもしばしば見出された.C3成分とHLA-DR抗原は傷害が生じた領域の胆管上皮に局在した.その局在と傷害部位はかならずしも一致しなかったが傷害に対する免疫学的機序への関与は否定できない.胆管傷害とサイトメガロウイルス感染の間に関連があるという証拠は得られなかった |