サカイ ヒロヤ
Hiroya SAKAI
酒井 宏哉 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/06 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 上腕骨近位端骨折に対するT2上腕骨ネイル近位骨折用を用いた手術治療経験 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 肩関節 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第32巻(2),333-336頁 |
著者・共著者 | 島田憲明 井上純一 酒井宏哉 相沢智史 |
概要 | 上腕骨近位端骨折18例18肩(男7例・女11例・平均69.7歳)に対し、Stryker社製のT2上腕骨ネイル近位骨折用を用いて骨接合を行った。骨折型はNeer分類で2part骨折が15例(A群)、3part骨折が3例(B群)で、受傷から手術までは2~56日であった。手術時間は平均50.4分で、術翌日から他動での可動域訓練を開始し、疼痛に応じて自動可動域訓練を追加したが、高齢者で骨萎縮の強い症例では術後2~4週は自動訓練を避けた。術後経過期間3~19ヵ月で、骨折部の再転位はなく、平均17.1週で骨癒合を認めた。最終診察時の肩関節自動屈曲可動域は平均107.8度で、術後合併症は2例に近位部スクリューのバックアウトを認めたが、感染や骨頭壊死、再手術を要した例はなかった。年齢別にみると、70歳以上(11例)の肩関節自動屈曲可動域は平均94.6度、70歳未満(7例)は128.6度と有意差を認めた。骨折型別ではA群平均108.7度、B群103.3度と有意差はなかった。 |