サカイ ヒロヤ
Hiroya SAKAI
酒井 宏哉 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/07 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 動的ストレステストにて診断に至った医原性膝蓋骨内方脱臼の1例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 関東膝を語る会会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第24巻(1),52-56頁 |
著者・共著者 | 増田隆三 平岡久忠 野沢有二 矢鋪素久 井上純一 酒井宏哉 |
概要 | 28歳女性。患者は中学生時に右膝蓋骨の初回脱臼を経験し、以降、頻回の脱臼歴があった。その後、他医にて右膝蓋骨反復性脱臼の診断で右脛骨粗面内方移行術および外側支帯解離術が行われ、創治癒まで4ヵ月を要した。今回、再脱臼を認めて保存療法が行われたが、本人が外科的治療を希望したため、著者らの施設へ紹介となった。外来経過観察中としていたが、この間も脱臼を繰り返し、歩行に強い不安があり手術目的に入院となった。膝蓋骨の脱臼方向を本人は認識しておらず、X線・MRIでも診断できないため動的ストレステストを行ったところ、外反外旋テストでは脱臼せず、内反内旋テストでは約20°屈曲位で内方に脱臼し、膝を自動屈曲させると約50°で整復された。前回手術による医原性膝蓋骨内方脱臼の診断で外側支帯修復術を行った結果、外側支帯は膝蓋骨近傍で解離されており、外側支帯断端を縫縮固定し、外側広筋遠位端を膝蓋骨前面に縫縮固定を行なった。 |