サカイ ヒロヤ
Hiroya SAKAI
酒井 宏哉 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/10 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 原発不明の転移性脊椎腫瘍を疑わせる進行性脊髄麻痺に対する治療方針 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 整形・災害外科 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第51巻(11),1483-1488頁 |
著者・共著者 | 山田博信 本強矢隆生 丸山徹 酒井宏哉 平林茂 |
概要 | 転移性脊椎腫瘍を疑った進行性脊髄麻痺患者20例(男12例・女8例・平均62.1歳)に対する治療について報告した。脊椎腫瘍の進行度は、富田のタイプ3が4例、タイプ5が10例、タイプ6が3例、タイプ7が3例であった。タイプ5、6の13例には手術を施行し、1例には椎弓形成術、12例には椎弓形成術に脊椎後方instrumentation手術を併用した。術後1ヵ月~3年10ヵ月で全例背部痛は軽減し、神経学的にもFrankel分類で1段階以上改善した。タイプ3、7の7例には放射線治療と化学療法を行った。手術例では全例病理所見により原発巣が判明し、非手術例ではタイプ3は2例が腫瘍マーカー陽性、2例が多臓器画像所見陽性より、タイプ7はそれぞれ2例、1例より原発巣を推定した。腫瘍マーカー陽性は20例中9例であった。画像所見で確認した原発巣あるいは転移巣は骨7例、肝臓3例、肺2例、脳3例、腎臓2例、耳下腺1例で、最終的診断は転移性脊椎腫瘍16例、原発性脊椎腫瘍4例であった。 |