サカイ ヒロヤ   Hiroya SAKAI
  酒井 宏哉
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 リハビリテーション学科 基礎教員
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2008/12
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 手術療法を要した胸髄急性硬膜外血種の1例
執筆形態 共著
掲載誌名 関東整形災害外科学会雑誌
掲載区分国内
巻・号・頁 第39巻(6),315-318頁
著者・共著者 黒畑順子 山田博信 本強矢隆生 丸山徹 酒井宏哉
概要 34歳男性。患者は誘因なく胸背部痛を伴う対麻痺が出現し近医を受診、MRIにて胸髄硬膜外腫瘤を指摘され、著者らの施設へ紹介となった。入院時、起立歩行困難で、両下肢の筋力低下、T4高位以下の感覚障害、膀胱直腸障害が認められた。単純X線、CT、MRIを行ったところ、胸髄急性硬膜外血腫による圧迫性脊髄障害と診断され、症状の回復がみられなかったため、発症12時間後に手術が施行された。手術所見ではT3高位の硬膜外血腫を除去したが、硬膜管を除圧後、硬膜外静脈叢から新鮮な出血を認め、これを凝固止血し、手術を終了とした。その結果、術後3ヵ月の時点で、両下肢の神経症状は良好に回復し、膀胱直腸障害もなく、独歩可能である。