ウチダ マナブ
Manabu UCHIDA
内田 学 所属 東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員 職種 准教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/04 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 呼吸理学療法の効果に関する検討-種々の代表的呼吸練習の効果に関する検討- |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Journal of Clinical Welfare, |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 39-44頁 |
著者・共著者 | 著者:内田学、山口育子、出澤真乃介, 大須賀翔, 倉戸俊幸, 奥田恵, 望月智代 |
概要 | 要旨:術後呼吸器合併症の予防には肺活量の確保が重要である. その上で術前呼吸理学療法は重要であると言われているが, その方法や頻度については統一された見解がない. そこで本研究では肺活量の増大に有効な理学療法プログラムを検討し, 呼吸理学療法プログラムの選択の幅を広げることを目的とした. 対象を胸式呼吸強化として僧帽筋強化, 腹式呼吸強化として横隔膜強化, 胸郭ストレッチ効果としてシルベスター法, 自主練習として深呼吸の4群に無作為に群分けし, 2週間トレーニングを行った後, 群内においてその効果を介入前後で縦断的に比較した. 結果は横隔膜群とシルベスター法群のSVCで介入後が介入前に比べ有意に高値を示した. 結果より肺活量の増大を得るためには横隔膜の筋力強化やシルベスター法を行うことが有効であると考えられる. 今後は高齢者を対象にした検討や, 術前患者を対象に術後の合併症発症率を確認する必要がある. |